顔のかゆみどうにかしたい!妊娠中の肌荒れの原因と対策は!?

妊娠が分かったと同時に急に肌荒れが起こり特に乾燥がひどく、顔のかゆみに悩まされる方が多いのではないでしょうか。

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妊娠するとつわりやお腹や体形の変化だけでなく肌にまで変化が現れるのはなぜなのか、また肌荒れや顔のかゆみの対策についてお話していきましょう。

意外と知らない、【妊娠による肌荒れ】・【かゆみの原因】とは・・

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よく言われる妊娠初期症状に、微熱が続くことや吐き気、だるい、イライラする、などが上げられますが、実は肌荒れやかゆみも立派な妊娠初期症状だと言われ、悩まされる妊婦さんが多いのです。

妊娠すると子宮に赤ちゃんのお部屋を作るためにプロゲステロンという黄体ホルモンが急激に増加します。

これによりホルモンバランスが乱れてお肌の水分バランスやターンオーバー(生まれ変わり)も崩れ、水分が足りなくなることで肌荒れやかゆみを引き起こします。

また、妊娠すると次第に子宮が大きくなり他の臓器を圧迫させると言われています。

その時に、胆のうを圧迫してしまい、肝臓機能を低下させてしまいます。

肝臓から分泌される胆汁酸という成分が、かゆみを引き起こす成分であるヒスタミンを抑制する働きがあるのですが、肝臓機能が低下し胆汁酸が減るとヒスタミンを抑制することが出来なくなるのでかゆみが起こりやすくなるというわけなのです。

これら2点と、つわりによる栄養不足や水分不足、また妊娠によるマイナートラブルからのストレスなども加わり、肌荒れだけではとどまらずかゆみにも悩まされる妊婦さんも多いのです。

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皮膚科医に聞いた、顔のかゆみの原因とは・・?

軽い肌荒れやかゆみで自力の保湿でなんとか改善出来るならよいのですが、いくつか原因があると言われています。

妊娠性疱疹(にんしんせいほうしん)

かゆみの伴った赤い斑点や水ぶくれが顔だけじゃなく、全身に広がっていきます。

湿疹部分が大きな水ぶくれになるのが特徴です。

非常に稀な病気で7000人に1人の割合で現れ、妊娠中期に発症します。

全身に広がりやすく、じんましんにとても似ている発疹で、かゆみが強いのが特徴です。

この妊娠性疱疹の原因は、免疫システムの誤りにより自身の皮膚細胞を攻撃してしまうためと考えられています。

ただし他の合併症などの病気を引き起こす可能性は低いので、あまり心配は要りません。

妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)

初産婦に多く見られ、妊娠後期に発症します。

こちらは顔ではないですが、お腹を中心にお尻や四肢などに強いかゆみのある赤い発疹が、みられます。
眠れないほどの激しいかゆみを伴うこともあります。

妊娠性皮膚掻痒症(にんしんせいひふそうようしょう)とは?!

妊婦さんによく見られる病気で妊娠と同時に顔や体がかゆくなる病気ですが、妊婦さん皆さんに起こる病気でもありません。

原因は主に妊娠によるホルモンバランスの乱れですがそれだけではありません。

妊娠性皮膚掻痒症の症状とは?!

とにかく顔や体全体がかゆくなります。

特に発疹を伴うわけではなく、ムズムズちくちくとかゆくなります。

特に乾燥が起こるとかゆみもひどくなり、紫外線を浴びたり入浴をすることでもかゆみがひどくなります。

眠れないくらいにかゆい、我慢が出来ない位にかゆい、という症状なのであれば妊娠性皮膚掻痒症を疑いましょう。

妊娠性皮膚掻痒症の原因とは?!

妊娠することで増える女性ホルモンが原因だと言われていますが、はっきりはしていません。

一度目の妊娠時に流産や疾患などが起こった場合は二度目の妊娠の際に異常代謝産物によって、症状が出てしまうことがある、とも言われていますが個人差もあり、ならない方もいます。

妊娠性皮膚掻痒症の特別な検査や診断はされるの?!

特別な検査をされることはなく、お医者様の目による判断での診断となるでしょう。

特に他のアレルギーなどであれば発疹を伴ったりしますからそれもなく強いかゆみのみ、という場合であれば妊娠のホルモンバランスの乱れによる妊娠性皮膚掻痒症として診断されます。

妊娠性皮膚掻痒症の治療方法は?!

主に抗ヒスタミン剤入りの塗り薬やステロイド入りの塗り薬でかゆみを抑える治療になるでしょう。

かゆみを抑える薬剤には色々な種類がありますのでかゆみの程度や症状により処方されるものは違ってきます。

あまりひどくない場合は保湿剤で治療をされる場合もあります。

またアレルギー対応の内服薬もありますが妊娠中に内服薬を飲むこと自体が安全とは言えないため、お医者様とよく相談してから治療を進めるようにしてください。

またホルモンバランスが落ち着けばだいたい治る病気ですのでかゆみがあるうちは心配かもしれませんが、長くは続かないのであまり悩みすぎないことも大切な治療の一つです。

自分で出来る妊娠中の肌荒れやかゆみ対策

ひどい場合は病気としてお医者様にかかるのが一番ですが、そうでない場合は自分でもしっかりとしたケアをすることが大切です。

特に肌荒れやかゆみは乾燥させないことが一番の特効薬です。

妊娠中はお肌も敏感なので妊娠前に使っていたスキンケアが合わなくなったり、そのままでは保湿力がもの足りなくなったりしがちです。

一度スキンケアの見直しをしてみて、妊娠中だけでも敏感肌用の保湿メインのものに変えてください。

また普段、洗浄力の高いオイルクレンジングを使っている方は、妊娠中だけでもオイルではないクレンジングに変えてみるのもおすすめです。

クレンジングを変えただけで乾燥しなくなった!というお話はよく聞きますよ^^

特にクリームやミルクタイプのクレンジングは潤いを残しながらお肌への刺激も少ないのでおすすめです。

そしてたっぷりと水分を摂ってください。つわりもあり辛いかもしれませんが肌荒れやかゆみを防ぐには、一日最低2リットルの水分が必要です。

妊婦さんなのでお水か麦茶がカフェインなくおすすめです。

食べ物に気をつける

つわりで栄養が偏りがちな妊娠中ですが、ママの肌荒れやかゆみ対策にも赤ちゃんの成長のためにもしっかりと栄養を摂ってほしいところです。

かと言って難しい複雑なものを作るにも億劫なのも分かりますので、シンプルに野菜を多めに心がけて摂る、脂肪分を控える、水分をしっかり摂るくらいでも十分に効果的です。

生もの、脂っこいもの、お酒やカフェインもなるべく避けましょう。

食事がどうしても無理なら妊娠中でもサプリメントなら食品ですし飲めますので、ビタミンBやビタミンCやビタミンE、ビオチン、葉酸のサプリメントで肌荒れを改善する働きがあります。

また亜鉛にはアトピー改善の働きがありますので特にかゆみが気になる場合は亜鉛も摂りいれてみてください。

(ただし妊娠中のビタミンEや亜鉛の過剰摂取による副作用に注意をしてください。)

【警告!】かゆみが出た時の注意するべきこととは・・・

かゆいからといってかきむしることは絶対にいけません。

かきむしることで湿疹が出来てしまうと他の湿疹と区別がつかなくなり診断が難しくなってしまいます。

またかきむしったことで出来た色素沈着は消えずらいのでなるべく我慢するようにしてください。

乾燥がひどい冬でしたらお部屋の加湿をしっかりしたり、こまめに水分補給をすることも大切です。

また特にひどい肌荒れやかゆみが起きている間は、いったんメイクはお休みしたほうがいいです。

お肌への負担でしかないメイクとクレンジングをしばらくお休みすることでずいぶんと肌荒れやかゆみも落ち着くはずです。

つまり・・?

せっかく新しい命を授かって幸せいっぱいなのに肌荒れやかゆみで楽しくマタニティライフを送れないのは残念ですよね。

掻きすぎて跡が残ったりひどくなったり、手遅れにならないように早めのケアをすることや専門の先生に相談して塗り薬をもらい、ストレスのないマタニティライフを送りましょう。

全てはほぼ妊娠によるホルモンバランスの仕業でほとんどの妊婦さんが経験すると言っても過言ではないことですので、ホルモンのせいだと割り切ってあまり悩みすぎないことも大切ですよ^^

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ABOUTこの記事をかいた人

2児の母であり、美容に携わって約10年。 20歳〜美容関係の仕事に就き、美容アドバイザーとして、他県などにも周り、講師等を務める。 同時に、メイクアップアーティストの資格も取得し、年に100人以上のメイクをし、その方に合うメイク法などをアドバイス、コンテストなどにも出場経験有り。 今まで学んできた美容法などや、妊娠期間や出産を経験して、学んだことや体感したことなどをブログに綴ってます。