この季節の妊婦さんは花粉症に肌荒れにとダブルでひどく大変な方が多かったのではないでしょうか。
それもそのはず、花粉症の方でもそうでない方でも、この時期の妊婦さんは花粉の影響を受けやすく、肌荒れも起こしやすいのには理由があるのです。
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それは一体なぜなのか、原因と対策を探ってみましょう。
あなたの肌荒れ大丈夫?妊娠と肌荒れの関係・・・
妊娠すると肌荒れが起きる方は少なくありません。
それは妊娠によるホルモンと深く関係しており、妊娠することで女性ホルモンが急激に増えるため、ホルモンバランスがひどく乱れるせいです。
この妊娠して増える女性ホルモンを、「プロゲステロン」というのですが、通常妊娠していない時は生理前にも分泌される女性ホルモンで、子宮の環境を整え赤ちゃんの住処を作る役割をします。
このため正常な妊娠を続けるにはとても大切な女性ホルモンなのですが、一方で過剰に皮脂を分泌させたり、内臓の働きを弱めたりと肌荒れを起こすホルモンとも呼ばれています。
生理前や妊娠中にニキビや吹き出物が急激に増えだすのは、このプロゲステロンが過剰に皮脂を出すことが原因なのです。
またそれに加え、妊娠初期は悪阻の症状が起こる方もたくさんいます。
悪阻の症状は個人差がありますが、いつもの食生活を変わらず続けられる方は珍しいのではないでしょうか。
大体の方が、いつもより食べる量が減ったり、食べられるものが決まっていたりします。
このため、栄養や水分が不足しがちとなりますので体内からの肌荒れケアが行われずに代謝が落ち、肌荒れを引き起こします。
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【注意!】妊娠と花粉症の関係・・・
では花粉が多い時期に妊娠すると妊婦さんは花粉症になってしまうのでしょうか。
これは何とも言えませんが、一般的には妊娠するとホルモンのバランスが乱れることで自律神経も乱れるので、体内の環境も乱れて免疫力がなくなり、花粉症になってしまう方もいると言われています。
また妊娠前から花粉症だった方は妊娠すると花粉症の症状が悪化した、という方も多く見られます。
妊娠するとホルモンバランスが乱れて肌質が変わってしまうのと同じで、体質まで変わってしまう方も少なくありません。
また、くしゃみや鼻水などの少々がなくても花粉がつくことで肌が痒くなったり肌荒れしたりと、肌のみ花粉症になってしまう方もいます。
妊娠とは体内では目まぐるしい変化が起こりますのでそれだけ未知の世界で何が変わるのか分からないのです。
花粉が肌荒れを引き起こす?
花粉は実は肌荒れを引き起こす嫌なアレルギー物質で、お肌に着くとアレルギー反応を起こして痒くなったり、赤くなったり酷く乾燥したりします。
特に妊娠中はホルモンバランスの乱れのせいで、お肌の角質がスカスカボロボロで保水力もバリア機能もいつもより弱っている状態ですから、花粉も入りやすくアレルギー反応が出やすくなっています。
このため普段花粉症じゃない人でも花粉により肌荒れが悪化しやすいので、春の妊婦さんはとても大変だと思います。
皮膚科医に聞いた、妊娠中の花粉での肌荒れ対策5つ・・・
花粉対策
まずは妊娠中の肌荒れをひどくさせる原因でもある花粉対策をしっかりとることが大切です。
①花粉が付かないように工夫する
外出時にはマスクをする、メガネをかける、帰宅時には花粉を室内に持ち込まないようにふり落とす、また髪の毛に花粉が付着しているので帰宅後はブラッシングをして花粉をしっかり落とすようにしましょう。
また洗濯物は室内干しで出来る限り衣類にも花粉をつけないようにしましょう。
②なるべく早めにメイクを落とす
外出時にメイクをしていた場合は帰宅したらすぐに落とすようにしたほうがよいです。
化粧品に含まれる油分には花粉が付きやすいので、メイクを落とすことでお顔に付いている花粉をも落とすことが出来ます。
③オイルフリーの化粧品やスキンケアに変える
どうしてもお顔に油分があると花粉がつきやすくなってしまいます。
とは言えファンデーションなどのメイク用品には必ず油分が含まれていますので出来るだけ油分が少ないものを選ぶようにしましょう。
スキンケア用品はオイルフリーのものがたくさん出ているのでお肌に合うものを選びましょう。
④とにかく保湿をする
どうしても花粉や妊娠中のホルモンバランスの乱れによりお肌のバリア機能も乱れて保水力が弱まっています。
とにかくしっかりと保湿をすることがとても大切です。
敏感肌用のお肌に優しい高保湿の化粧水を使い、しっかりと閉じ込めます。
かと言って油分たっぷりにベタベタクリームを使うと花粉が付着しやすくなるので、油分をたっぷりと使いたい場合は寝る前だけにしましょう。
⑤あまり刺激を与えない
お肌が敏感になっていますので、洗浄力の高い洗顔料を使ったり、ピーリング効果のあるものでお肌に刺激を与えるのはよくありません。
この季節はなるべくピーリングもしないように、またコットンなどを使って刺激を与えるのもあまりよくありません。
この時期は手のひらで優しくスキンケアを行い、過剰にお肌を触ったりこすったりするのを控えましょう。
なぜ、体内からの肌荒れ対策が大事なのか?
花粉対策しながらお肌に優しいスキンケアをして保湿をすることが最重要なのですが、それだけではなかなか改善されにくいのが厄介な妊娠中の肌荒れなのです。
悪阻で栄養が不足していたり、たくさん栄養を摂ったつもりでも赤ちゃんにいってしまうので足りなかったりします。
ですので、いつも以上に栄養と水分(この場合、水を指します)摂る必要があります。
妊娠中は一日に最低2リットルはお水を飲みようにしましょう。
栄養はなるべく野菜をメインに、ビタミンB群やビタミンC、またお肌のバリア機能を高めるセラミドやコラーゲンを補給するとよいでしょう。
ビタミンB群やビタミンCは、皮脂を抑制したり代謝を促進させて肌荒れを改善する働きのほか、免疫力を高めてアレルギーを防ぐ働きもあります。
ビタミンB群は主に豚肉、牛乳、うなぎ、納豆、まぐろ、バナナ、魚卵、にんにくに含まれ、ビタミンCは柑橘系のくだものやいちご、キウイ、ブロッコリーなどに多く含まれます。
また他にもヨーグルトに含まれる乳酸菌や魚に含まれるIPAやDHA、緑茶のカテキンなんかもアレルギー症状を緩和する働きがあります。
加えて抗酸化作用もありますので肌荒れを改善する働きもあり、一石二鳥ですので積極的に摂りましょう。
またたんぱく質を摂りすぎるとアレルギー反応が出やすいと言われています、特に花粉症がひどい妊婦さんは少したんぱく質を控えるよう意識してほしいのですが、健康な妊娠を維持するためにも、たんぱく質は必須栄養素です。
アレルギーがひどい場合は卵などの動物性たんぱく質ではなく大豆などの植物性のたんぱく質を積極的に摂ると良いでしょう。
大豆食品は鉄分やカルシウムも豊富に含まれていて特に妊婦さんにはおすすめです。
悪阻もあるのでなかなかバランスよく食事を摂ることは難しいかもしれませんが、そういう場合にはサプリメントや栄養ドリンクを利用してなるべく補うようにしましょう。
つまり・・?
花粉症のお薬も飲めないのでなんとか自力で乗り越えるしかありません。
しかし、花粉も妊娠によるホルモンバランスの乱れも時期が来れば必ず落ち着きます。
少しの間の辛抱ですから、なんとか上手に肌荒れと向き合い、少しでも和らげられるといいですね^^
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