汗をかきやすくなったこの季節、シャンプーやブラッシング中に手に触れて痛み、吹き出物が出来ていることに気づいた!
なんてことはありませんか。
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吹き出物ってお顔や体だけに出来るものではなく、意外にも頭皮にも出来ちゃうことはよくあることです。
でも中には単なる吹き出物ではなく病気が原因なケースもあり、ちょっと注意が必要です。
ではそんな頭の吹き出物について詳しくお話していきましょう。
なぜ、頭に吹き出物が出来る原因のか?3つの原因…
①頭皮ニキビ
頭皮には、実はお顔や体よりもたくさんの皮脂腺があり、大量に皮脂が分泌されます。
お顔の吹き出物は、過剰な皮脂が毛穴に詰まりアクネ菌が繁殖し、炎症を起こすことで吹き出物となるのですが、頭皮でも同じことが起こり吹き出物となります。
シャンプーで毎日清潔にしているのに・・と思っていても、シャンプーやリンスの使い方が間違っていると毛穴を防ぐ原因となり、皮脂詰まりを起こし吹き出物を作ってしまいます。
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②脂漏性皮膚炎(かさぶた)
頭皮が痒過ぎてかくことでかさぶたとなり、ぽつぽつと吹き出物のように見えるものがあります。
脂漏性皮膚炎と呼び、過剰な皮脂によってカビが繁殖し、頭皮がべたべたしたり痒くてたまらなくなります。
赤く炎症を起こし、そこからフケのように頭皮が剥がれ落ちることもありますので、このような症状が見られたら
単なる吹き出物ではなく脂漏性皮膚炎を疑いましょう。
③接触性皮膚炎(かぶれ)
小さめのぶつぶつがたくさん出来ているような吹き出物の場合は、頭皮がかぶれている接触性皮膚炎の可能性があります。
元々アレルギー体質の方や、体調や肌の調子が悪い時などに石鹸やワックスなどが刺激となりかぶれてしまうことがあります。
基本的に接触してかぶれた部分にのみ、ぶつぶつが出来たり赤みや痛みを伴いますが、強い刺激を受けた場合は全体的にぶつぶつが出来てしまうこともあります。
皮膚科医が教える頭に出来た吹き出物対策の秘密
①頭皮ニキビの場合
ターンオーバーを促す
お顔と同じように、頭皮のお肌も日々古い角質が剥がれ落ち新しい角質が生まれ変わることでターンオーバーをし、外的刺激から頭皮を守ったり水分量を保とうとしています。
しかし、なんらかの原因でターンオーバーが乱れると古くなった角質が剥がれ落ちなく、どんどん蓄積し毛穴を防いでしまいます。
このときに過剰な皮脂や汚れが毛穴に詰まり、炎症を起こすことで吹き出物となってしまいます。
つまり、お肌のターンオーバーを促進させることが頭皮に出来る吹き出物をケアするには最も重要なポイントです。
頭皮などのお肌のターンオーバーを促進させるには生活習慣を見直すこと!
頭皮の血行を促進し、正常な生まれ変わりをさせるにはたっぷりの睡眠を取り、上質のたんぱく質やビタミン類をたくさん摂るなど栄養バランスの取れた食事を摂り、ストレスのない安定した精神状態でいることでホルモンバランスを乱さないことが重要なカギです。
頭皮のスキンケア
お顔のように化粧水を塗ったり日焼け止めを塗ったり頭皮をスキンケアすることは難しく、お顔よりもダメージを受けやすい頭皮にはどのようなスキンケアが必要なのでしょうか。
まずはシャンプーの仕方に注意が必要です。
髪の毛の状態は、頭皮の健康を表すと言われていますが、なんだか髪がパサつくとか、コシやハリがないなぁと感じた時は頭皮も疲れている状態なのです。
爪を立てずに指の腹を使い、丁寧に頭皮の汚れを落とし、マッサージすることで血行を促進させるようにシャンプーしましょう。
またたまには美容室やサロンなどで頭皮の様子をチェックしてもらったり、スカルプケアを行ってもらうのもよいですね。
また、一日の終わりには頭皮にはたくさんの汚れが付着しています。
朝シャン派の方は夜寝る前にシャンプーするように変えることで、頭皮の吹き出物が良くなる場合があります。
だからと言って洗い過ぎも乾燥の原因となりますので、シャンプーは一日一回で十分です。
また頭皮に紫外線カット剤を塗ることは難しいのですが紫外線を浴びることも吹き出物を悪化させる原因となります。
帽子をかぶる、日傘をさすなど、少しでも紫外線から頭皮を守るよう、気をつけてください。
②脂漏性皮膚炎の場合
脂漏性皮膚炎は過剰な皮脂が原因でカビが生えてしまいますのでまずは過剰な皮脂を抑制する必要があります。
このカビをマラセチア真菌と言い通常は皆さんの頭皮に存在するカビの一種なのですが、皮脂が増えることでこのカビも増え過ぎると、炎症や痒みを引き起こしてしまいます。
シャンプーを変える
この症状を改善するには、マラセチア真菌を抑制する成分配合のシャンプーを使うことです。
ミコナゾール硝酸塩という成分が、このカビを抑制し過剰な皮脂をも抑制する働きがありますので、ミコナゾール硝酸塩を含むシャンプーに変えてみましょう。
また、他にはオクトピロックスという成分にも抗菌作用や抗酸化作用があります。
頭皮は酸化すると脂漏性皮膚炎だけではなく匂いも発症させてしまいますので酸化を防ぎ匂いも防いでくれるとても頼もしい成分です。
そのシャンプーをする際にですが、熱過ぎるお湯で流さないこと、洗い過ぎないこと、には注意をしてください。
しばらく使い続けることで、過剰な皮脂も抑制され、カビも減少し改善が見られるでしょう。
③接触性皮膚炎の場合
刺激物やアレルギーによりかぶれて炎症を起こしてしまうことで、誰にでもあり得ることなのですが稀にひどくかぶれて吹き出物のようにぽつぽつと小さな赤い水泡が出来てしまう場合があります。
通常はそのアレルゲンとなったものにさらに触れなければ2~3日で症状は治まるはずですが、原因も様々ですのでまずは皮膚科を受診し、アレルゲンを調べてもらうことです。
シャンプーやリンスに含まれている成分だったり、新しく変えたヘアケア剤の成分だったりと原因が分かることで、その成分を避けることで発症するのを防ぐしかありません。
また、元々アレルギー体質の方は、洗浄力が高いシャンプーが頭皮に刺激となりアレルギーを起こす場合がありますので、お肌に優しい無添加などのシャンプーを使うようにしましょう。
顔に塗る吹き出物のスキンケアを頭に使ってもいいの?!
頭皮の吹き出物が出来る原因や仕組みも、お顔に出来る場合と同じですので可能であれば吹出物に効果的なスキンケアを頭皮に使っても構いません。
ビタミンC配合で炎症を抑えたり酸化を防ぐ成分配合の化粧水や美容液を使うと、頭皮の吹き出物にも効果があります。
ただし、原因が普通の吹き出物である場合にしましょう、皮膚病やアレルギーによる湿疹の場合、逆に悪化させてしまう場合がありますので注意をしましょう。
お風呂上りにしっかりドライヤーで髪を乾かした後に、つけられるのであれば化粧水や美容液を使うと患部周辺に塗りましょう。
もちろん痒みや痛みなど違和感を感じた場合はすぐに使用をひかえてください。
つまり?
お顔と違って見えない場所ですから、発見が遅れますし気づかないうち増えてしまいがちな頭皮の吹き出物・・
しかしお顔と違って頭皮の毛穴はやや大きく、汚れが取れやすいため毎日清潔にきちんとケアしていれば比較的治りも早いと言えます。
暑くなり汗をかきやすく、皮脂も増える夏こそ、毎日の正しいシャンプーと生活習慣の見直しで頭皮に吹き出物を作らせないようにしましょう。
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