アトピーにも使えるの!?ワセリンの秘密とは・・・?

ワセリンは保湿効果の高い軟膏として、医療機関でもよく処方されている軟膏です。

乾燥肌の人がよく使う軟膏ではあるのですが、実はアトピー性皮膚炎の人にも使えるそうですよ。

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そんなワセリンの秘密について迫っていきましょう。

アトピー性皮膚炎とは・・・?

 

 

 

 

 

強い痒みが特徴の皮膚炎で、人によって程度は異なりますが、耳の後ろや顔などと皮膚の薄い部分や、首や肘・膝の裏などといった関節部分にも症状はよく見られます。

現時点ではまだコレといった原因は特定されていないのですが、遺伝や環境面が原因できているのではないかと言われています。

アレルギー体質であったり、皮膚のバリア機能が弱いなど肌が弱い傾向にある人がなりやすいといわれる皮膚疾患で、その強い痒みゆえ、我慢できずにかきむしってしまい症状を悪化させてしまうケースが多くみられます。

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アトピー性皮膚炎とワセリン

アトピー性皮膚炎である人の肌の状態は非常に乾燥しているものが多くみられます。

アトピー性皮膚炎は肌のバリア機能が少し弱いと言われています。

そのため、乾燥状態がひどくて悩んでいる方も多いのです(>_<)

ただ、そのままの状態では一向によくなりませんので、治療の一環として乾燥対策が必要となってきます。

ワセリンについて

ワセリンには皮膚を保護する役割があります。

実は保湿効果が高いとはいわれはいるものの「肌に潤いを与える」という役目はなく、保護するのみの役割なんです。

こう書くと「ワセリン塗っても意味ないんじゃない?」と思われるかもしれませんが、肌を保護するということは、紫外線など外的刺激から肌を守り、更なる肌の乾燥を防いでくれるということで、とても大切なんことなんです。

ワセリンは薬ではありません。

まれに赤みなどを発症する人もいますが、薬効がないので副作用もなく刺激も少ないのでアトピー肌の人にも使える安心で安全な軟膏と言われています。

だから、医療機関でも処方される軟膏として重宝されているのです。

ただ、病院で処方されるワセリンであれば問題ないと思われますが、ドラッグストアなどで購入する場合。

アトピー性皮膚炎の人が注意するべき点があります!

ワセリンにはたくさん種類があるのをご存知ですか?

「黄色ワセリン・白色ワセリン・サンホワイト・プロペト」と4種類存在します。

中でも黄色ワセリンは刺激が強いワセリンとなりますので、アトピー肌の人には向いていません。

アトピー性皮膚炎の人は使用しないようにしましょう。

それ以外は刺激が少ないワセリンとなります。

アトピー肌に塗っても特に問題ないワセリンとはなりますが、それぞれに特徴があるので覚えておきましょう。

白色ワセリン

4種類の中で、最もポピュラーなのが白色ワセリンです。

皮膚科などで処方されるのがこのタイプで、使いやすく安価なものとなっています。

プロペト

白色ワセリンよりも刺激が弱いものとなります。

眼球、または目の周りなど眼科にて処方されることが多いワセリンです。

サンホワイト

4種の中で最も刺激が弱いワセリンで、赤ちゃんにも使うことができる高品質なワセリンです。

医療機関での処方対象ではないため、4種の中では最も高価なワセリンとなります。

ワセリンがアトピーにいい理由とは?

ワセリンは、肌の奥まで浸透するようには作られていません。

そもそもに分子が大きいので塗布しても細胞間まで浸透しないのです。

どちらかというと、ただ「肌の表面を覆う」という作用のみ。

だから、刺激が少なく敏感になっているアトピー肌にも使うことができるというわけです。

仮にトラブルが発生したとしても、薬効もなく刺激が少ないので重い症状となってしまうことがないので安心です。

ただ、アトピー肌にも「乾燥している状態」と、?きむしるなどして「ジュクジュクとした状態」の肌があります。

基本、ワセリンは肌を守るとともに自己免疫力の回復を目的としています。

そのため、乾燥している状態の肌であれば効果が期待できるのですが、ジュクジュク状態とした湿潤性の高い肌に塗るには向いていませんので、自分の肌状態を把握した上で使うようにしましょう。

ワセリンの使い方

ワセリンは、塗れば塗るほど効果があるというものではありません。

そのため塗り方には気を付けましょう。

肌には浸透していきませんので、肌にすり込むように塗る必要はないので優しく塗るよう心がけてください。

ワセリンは、

・少量を薄く塗る
・重ね付けはしない

この2つをポイントとして、多量に塗り過ぎないようにしましょう。

塗り過ぎでも意味はありませんし、副作用のないワセリンではありますが、多量に塗ることでアトピー性皮膚炎が返って悪化することも考えられます。

適量を心がけ、よりよい状態になるようにしてください。

アトピー肌で注意したいこと

アトピー性皮膚炎の痒みは非常に強いものです。

掻くのを我慢するのが大変なほどに、アトピー性皮膚炎の痒みは非常に強いものなのです。

「痒いから掻く」というのは自然の摂理…

でも、掻くと悪化するので掻かないようにしなければなりません。

どうしたら掻かずにいられるのか…痒い時の対策法をいくつかご紹介しましょう。

対策1、患部を冷やす

決して温めないようにしましょう。

痒みが増します。

ただ、冷たくすると痒みを紛らわせる効果があるので冷やすことをオススメします。

ただあまり冷たいものを患部に長時間当ててしまうのは低温火傷などの原因となるので気を付けてください。

保冷剤を当てるのであれば必ずガーゼタオルなどで巻くこととし、他にも患部を水に当てるなどすると痒みが静まります。

対策2、室内の温度に気を付ける

暖房などで室温が高くなっていると痒さが増してしまう傾向にあります。

部屋の温度には気を付けて、ときに外気を入れるなどして調節するようにしましょう。

対策3、衣類に気を付ける

患部に直接触れる部分の衣類の質には気を付けましょう。

アトピー肌は乾燥しているだけでなく、肌状態が敏感になっています。

タオル地などちょっと凸凹しているような素材のものが当たると痛痒い状態を引き起こすことがあるのです。

湿疹ができてブツブツしている部分であると、素材の糸がひっかかり痛くなることもあるので要注意。

ガーゼ素材など滑らかで肌に引っかかりにくいものを選びましょう。

対策4、包帯でカバー

無意識に掻いてしまうことを防ぐことができます。

ただ、あまりキツく巻いてしまうと圧迫し血液循環が悪くなってしまいますし、それが反って痒みを増させてしまうので気を付けて下さい。

ワセリンを塗った後などに巻けば、痒み防止と共に保湿を長時間持たせることができます。

ボディソープや洗濯洗剤など肌に直接使うものは成分などに気を付けて選ぶ他、爪も短く切るなどして痒みが出ないよう、また掻いてしまっても傷がつかないよう心がけることも大切です。

つまり…?

ワセリンを塗ったからといってアトピー性皮膚炎自体が完治するというわけではありません。

ただ、塗ることによって乾燥し敏感になった肌が自ら潤うことが期待できるのです。

少しでも潤えば痒みも少なくなります。掻かなくなれば悪化を防ぐこともできるので、今までにあった「掻く→悪化→更に痒い→掻く→悪化」という悪循環を断つことが期待できますよ。

痒みを抑えることはアトピー性皮膚炎では非常に大切なこととなります。

ワセリンで少しずつ肌に潤いを持たたせ、徐々に改善向かうよう心がけてみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

2児の母であり、美容に携わって約10年。 20歳〜美容関係の仕事に就き、美容アドバイザーとして、他県などにも周り、講師等を務める。 同時に、メイクアップアーティストの資格も取得し、年に100人以上のメイクをし、その方に合うメイク法などをアドバイス、コンテストなどにも出場経験有り。 今まで学んできた美容法などや、妊娠期間や出産を経験して、学んだことや体感したことなどをブログに綴ってます。