産後の肌荒れ【赤み】の原因と対策法は!?

出産後、24時間体制の育児が始まり幸せだけれど大変な生活の中、お母さんの体内でも様々な変化が起こり肌が荒れてしまいがちになります。

軽い肌荒れで済む方もいればかゆみや赤みを伴った湿疹や皮膚炎と言ったひどい肌荒れに悩まされる方もいます。

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では産後の肌荒れや赤みはなぜ起こるのか、その原因と対策についてお話していきましょう。

産後の肌荒れ赤みが起きる理由2つとは・・・

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そもそもの肌荒れやかゆみなどの湿疹や皮膚炎が起こる理由は

①皮膚に直接刺激を受ける外的要因(花粉・ハウスダスト・ダニ・紫外線・化粧品・摩擦・洋服に含まれる化学物質など)

②アレルギー・ストレス・乾燥肌など体の中からの内的要因

の二つが考えられます。

時にはこの二つの要因が重なって起こる場合もありますが、肌のバリア機能が弱まり炎症を起こしている状態なのです。

出産という大仕事を終えた女性の体は特に体力も免疫力も低下しているだけでなく、妊娠時に分泌され続けた女性ホルモンが急激に減少することでホルモンバランスも乱れています。

また、水分や栄養素は授乳でほとんどが赤ちゃんのものとなり、慣れない育児でストレスもたまり、常に睡眠不足状態でそのでお肌のバリア機能はかなり低下しています。

このため、お肌は非常に敏感になっており少しの刺激で、肌荒れや赤みと言った湿疹や皮膚炎も起こりやすい状態なのです。

脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)とは

特に赤みを帯びたりかさぶたになったりしていないでしょうか?

聞きなれない病名かもしれませんが皮膚炎の一種で産後に起こりやすい「脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)」という病気があります。

これは顔だけではなく皮脂が多い体の部分や頭皮にも発症し、かゆみと共にいつもと違うぶつぶつ湿疹が出来たり、かさぶたがついた赤みが出来たりします。

原因はマラセチアというカビの一種で通常皆さんが皮膚の中で持っているものなのですが皮脂を好み、皮脂が原因で大量に繁殖する性質を持っておりその結果細胞を刺激し肌が炎症を起こしてしまうのです。

産後はホルモンバランスが乱れていますから皮脂が過剰分泌されやすく、産後にも起こりやすい病気だと言われており、ただの肌荒れだと思っていたら実は脂漏性皮膚炎だった、、と

悩むママさんがたくさんいらっしゃいます。

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脂漏性皮膚炎のケア

マラセチアのカビが原因なのですから通常脂漏性皮膚炎は皮膚科に行くと、マラセチアのカビを殺菌する抗菌薬(外用薬・内服薬あります)を処方されるのでひどい場合は早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

しかし産後の場合はどうしてもホルモンバランスの乱れが続くため、薬で一時的によくなったとしても皮脂が抑制されない限り完全に治療することが難しくなり、
すぐに再発してしまうことがよくあります。。

そのため出来れば皮膚科で処方されたお薬でケアしつつも、自宅でも皮脂を抑制するケアをおすすめします。

ここで注意したいのが単に皮脂を取り除けばいい、という問題ではないことです。

皮膚科医に聞いた、自宅で出来る脂漏性皮膚炎の対処法4つとは・・・

①皮脂が過剰分泌される根本的な原因は乾燥

まず大切なことは、皮脂が過剰分泌される原因をよく知ることです。実は皮脂が出やすい原因は乾燥によるものなのです。

産後はホルモンバランスの乱れにより肌のバリア機能が低下してお肌が乾燥しやすくなっています。

お肌はひどく乾燥すると皮脂を出すことで肌を守ろうとするので、皮脂を出さないためにはまずしっかり保湿をすることが大切です。

植物由来の保湿化粧品なら産後の敏感なお肌でも使えるものが多いので、お肌に優しい保湿化粧品でしっかり保湿しましょう。

妊娠前や妊娠時に使っていたものが急に合わなくなることもありますので注意し、今のお肌の状態でも合うものを見つける必要があります。

また産後は赤ちゃんのお世話でなかなかゆっくりとスキンケアをしている時間がありませんので、一つのケアで保湿や美容液や乳液の役割を果たしてくれるオールインワンタイプのジェルを使うのもおすすめです。

昔はオールインワンタイプは潤いが足りないというイメージがあったかもしれませんが、最近は低刺激で高保湿な優れたものがたくさん出ています。

ご自分に合ったスキンケアを使い、ケアし終わったあとに手のひらを優しくお肌に当ててみて、ひんやりとお肌に吸い付く感じがあれば保湿は足りていると言えるでしょう。

もちろんその前にはお肌を清潔にしておかなければなりません。

洗浄力が高すぎる洗顔料もお肌を乾燥させてしまいますので出来れば潤い成分配合の洗顔料でお肌を清潔に保ちましょう。

ごしごし洗いも厳禁です、泡で優しく滑らせるように洗いぬるま湯で優しくオフするのがポイントです。

また洗顔料を使った洗顔は多くても朝晩一日2回までにしてください。

②ビタミンB群を摂る

ビタミンB群を摂取することで体内から肌荒れしたお肌のケアを行うことが出来ます。

特にビタミンB2が不足すると皮膚の細胞の再生がうまく行われず脂漏性皮膚炎が起こりやすくなりますので、ビタミンB2を含む食品をバランスよく摂取するとよいでしょう。

例えば魚や乳製品に多く含まれるのでうなぎ・カレイ・サバ・鮭・などの魚類(特に皮の部分)や牛乳や、ヨーグルトなどの乳製品、またお肉のレバー部分にも多く含まれますので積極的に摂取してください。

足りない分はサプリメントからでも摂取することが出来ます。

サプリメントは食品ですので授乳中の方でも安心して摂取することが出来ます。

③ストレスを避ける

朝夜関係のない授乳で極度の睡眠不足状態に陥ると、肌のターンオーバーがうまくいかずに乾燥や肌荒れが起こりやすくなります。

また睡眠不足や疲れが原因でストレスが溜まることで活性酸素が活発になりお肌の細胞を攻撃し荒れやすくさせます。

とは言ってもママの代わりが出来る人はなかなかいませんよね、

出来るだけ赤ちゃんと同じ生活リズムで赤ちゃんが寝ている時間はママも眠る、たまにはご褒美にスペシャルパックで癒されるお友達と話をする家事をサボる、など
ご自分なりのストレス発散方法が見つかるといいですね。

ママの睡眠時間を確保するためにたまには母乳からミルクに変えてみてもいいかもしれません。

④紫外線を避ける

マラセチアは紫外線をも好み過剰に紫外線を浴びると繁殖されますので、日頃から紫外線対策をきっちり行うことも大切です。

自宅に居ながらでも紫外線は入ってきますので遮光カーテンをしっかり閉めるなど万全な対策をとるのがおすすめです。

ただこの時期のUVカットケア剤も強すぎるものは肌に刺激を与えますので低刺激のタイプを選ぶよう注意してください。

つまり・・?

約10か月間のマイナートラブルに耐えて強い痛みを我慢して出産という大役を果たし、やっと始まったかわいい赤ちゃんとの幸せな毎日もお肌がボロボロの状態では女性として悲しい気持ちになってしまいますよね。。

産後はどうしてもホルモンバランスの関係もありますので、お肌の状態も精神の状態も不安定になるのは仕方がありません。

あまり自分だけで悩まずに誰かに相談してみることはとても大切なことですし、単なる肌荒れでも放っておくと取り返しのつかないことにもなりかねません。

肌荒れがいつもと違う、赤みが強くなり気になる、などちょっと違和感を感じた場合は、早めの皮膚科の受診とセルフケアをおすすめします。

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ABOUTこの記事をかいた人

2児の母であり、美容に携わって約10年。 20歳〜美容関係の仕事に就き、美容アドバイザーとして、他県などにも周り、講師等を務める。 同時に、メイクアップアーティストの資格も取得し、年に100人以上のメイクをし、その方に合うメイク法などをアドバイス、コンテストなどにも出場経験有り。 今まで学んできた美容法などや、妊娠期間や出産を経験して、学んだことや体感したことなどをブログに綴ってます。