角質は邪魔者!?たまご肌になれる人となれない人の違いとは・・・

女性なら誰でもたまご肌に憧れるものです。

夜の洗顔の時にお肌がゴワゴワ、ザラザラしていると大慌てでパックをしたり、ナイトクリームを塗ったりと大慌てで集中ケアをしてみても数週間後にはまたゴワゴワ、ザラザラしての繰り返しなんてことはありませんか?

たまご肌から遠ざける手触りの悪さ、原因は角質かも?

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では角質を除去すればいいのかというと実はそうではないようです。

角質はお肌にとってとても重要な役割を果たしているのです。

角質の役割とたまご肌を実現するための角質との付き合い方をみていきます。

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そもそも角質とは?

美容アドバイザーのNaoです。

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層、さらに1番下の「基底層」から構成されています。

最も深部の基底層で作られた細胞が、上へ移動しながら変性、角質層に達して角質細胞となり、乾燥し剥がれ落ちていきます。

この流れをターンオーバー(新陳代謝)と言います。

肌の美しさのカギを握るのはいちばん外側にある角質層です。

角質層の厚さはたったの0.02mmしかなく、食品用ラップ一枚程度のきわめて薄いものですが、バリア機能と保湿機能という大切な役目を果たしています。

角質細胞がブロックのよう. に 10 ~20 層積み重なり、外部からの水分の侵入を防ぎながら、内部の水分の蒸発を防ぐという大変重要な役割を担っています。

例えば、お風呂に入った時に水が肌の中に入っていかないのは、肌には外部からの異物の侵入をはばむバリア機能が備わっているためです。

細胞同士を密着させることで、水や異物が肌の中に入り込むのを防いでいます。

ですから、肌の外側から化粧水などで水分のみを補給しても、角質層深部に入り込むことはなくそのままにしておくと蒸発してしまいます。

たまご肌になれない原因は角質!?

肌触りが悪いのは角質が原因というのはよく知られていますが、そもそも角質ってなんでしょうか?

角質とは皮膚の表面にできるタンパク質でできた表皮の一番外側の部分のことです。

この角質は細胞としてはすでに死んでいるので不要なものということになります。

そしてこの角質が厚くなってしまった状態を「角質肥厚(かくしつひこう)」と呼びます。

この角質肥厚がゴワゴワザラザラやくすみの原因です。

角質を除去すればたまご肌になれる!?

肌のターンオーバーは通常約28日ですが、最近では、年齢+28日とも言われています。

この周期を正しく保つことが、つるつるたまご肌になるためのポイントです。

このサイクルが短くなって、バリア役である表面の細胞が剥がれてしまうと、十分な防御力を持たない未熟な細胞が外界にさらされることになります。

そうした細胞は当然刺激を防ぐことができないので、肌荒れや乾燥、バリア機能の低下が起こります。

一方、ターンオーバーサイクルが長くなると、剥がれるべき角質が表面に留まることで角質が分厚くなり、肌は透明感を失い、くすんでいきます。

ですから角質を除去すればたまご肌を手に入れることができます。

ところが角質を全部取り除いてしまうと外から受ける刺激が細胞を直撃してしまうのでかえって肌にダメージを与えてしまいます。

過度の洗顔やピーリングはターンオーバーのサイクルを、極端に短くしてしまう恐れがあるので注意が必要です。

たとえば角質をすべて除去した状態で紫外線を浴びると肌の奥の真皮に達してシミができることがあります。

角質で紫外線が遮断されていれば上の部分にシミができてもターンオーバーや簡単なケアでなくなることもありますが、真皮にできたシミはお手入れではどうにもならないシミになってしまいます。

つまり角質はお肌のバリアーとしての役割も兼ねているのですべて除去してはいけないということになるのです。

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【注意】これを読む前に角質ケアをしないで下さい

角質をすべて除去するとかえってお肌にダメージを与えますが、角質が溜まりすぎてもお肌に悪影響を与えます。

ではどのようなケアを行うのが良いのでしょうか。

肌にトラブルを感じるほど角質が溜まる原因は日頃のケア方法に問題がある場合が多いようです。

一つは摩擦や強い洗浄成分によってお肌が傷ついてしまう場合です。

毛穴の汚れを落とそうとするあまり洗顔時に力を入れすぎたり、ふき取るときに強く拭いたりして生じる摩擦や、常に洗浄力の強い洗顔料を使って必要以上に肌に負担をかけてしまいます。

また角質を除去しようとピーリング剤を使用書に書かれた回数より多く使ったり、角質を削る成分の入ったクリームやジェルでこすりすぎたりした場合にも必要な角質まで落としてしまい、肌が傷つく原因になります。

そうすると肌に必要な保湿成分である皮脂やセラミドが失われ、乾燥に傾いた肌を修復、保護するためにターンオーバーが通常よりも早まり、結果として本来なら自然に剥がれ落ちるはずの古い角質が肌に残り角質肥厚が起きてしまいます。

この場合は強い洗顔料を避け、低刺激性のスキンケア商品を使用したり、お肌にしっかりと潤いを与えるケアをすることでターンオーバーを正常に戻すようにするとよいでしょう。

次にしっかりと日中の汚れが落ちていない、日頃のお手入れ不足の場合にも古い角質が肌に残ってしまい角質肥厚の原因になります。

このような場合には丁寧にしっかりとクレンジングを行いその後のスキンケアでも十分に保湿をすることで予防することができます。

月に2回〜3回、おうちで出来る簡単な角質ケアとしては、角質を取るためのジェルでマッサージをしながら角質を取るという方法があります。

角質がぽろぽろと面白いように取れ、マッサージをしながら行えば、更に効果的です。

また、スチーマーをお持ちの方は、スチームをあてながら行うと毛穴も開いて、普段なかなか取れない汚れもしっかり取れやすくなります。

カミソリで顔を毛をシェービングするのと同時に、溜まった角質のケアをすることができます。

しかし、自分でやるケアでは、どうしても角質を落としすぎてしまったり、キレイにできなかったり肌を傷つけてしまうこともあるので注意が必要です。

最近では、エステサロンなどのメニューでもシェービングが扱われています。

免許を持ったプロによるシェービング技術で、うぶ毛と角質を除去します。

ムダな角質を除去できれば、肌に透明感が出たり、お化粧のノリもぐっとよくなることが期待できます。

つまり・・・

たまご肌を手に入れるためには角質は邪魔者のように感じますが、適度な角質はお肌を正常に美しく保つための大切なバリアーの役目を果たしています。

肌がゴワゴワザラザラしてきたから強い洗浄剤で角質除去、ではなく毎日の洗顔やその後のケアを丁寧に行うことで肌の乾燥や、ターンオーバーの乱れを防ぎ、角質肥厚を起こさせないようにすることがたまご肌への近道のようです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2児の母であり、美容に携わって約10年。 20歳〜美容関係の仕事に就き、美容アドバイザーとして、他県などにも周り、講師等を務める。 同時に、メイクアップアーティストの資格も取得し、年に100人以上のメイクをし、その方に合うメイク法などをアドバイス、コンテストなどにも出場経験有り。 今まで学んできた美容法などや、妊娠期間や出産を経験して、学んだことや体感したことなどをブログに綴ってます。